続きやけど、
俺ら2人は何が何だかようわからへんくて、に視線を向けたんや。
したら、は俺の隣にいた男に『健太郎』って声かけて、
その、健太郎、さん?(トシがわからへんから)がの隣に並んだ。
ますますようわからへんなって、跡部も、俺も目を見合わせた。
こんなに真っ直ぐあいつの目を見たのは久々やったなぁ。
ってそれはどうでも良くてやな。
がとつぜん健太郎さんの腕に自分の腕を絡ませてこう、言った。
『こいつ、オレの恋人。』
初耳やった。
に恋人が居るんもそうやったし、ましてやが男と付きあっとるなんて想像もしてへんかった。
がおおきくため息をついた。
『だから、今回のことはこれでおしまいにしよ。オレは侑士とはお友達。跡部が心配するようなことは無い。
つーかさそんなにお互いが心配なら、くっつけば良いのに。』
それだけ言うと、は俺たちに背を向けて歩き出した。
『跡部も、忍足もいい加減にしろよ。これ以上あいつに迷惑かけんな。』
健太郎さんがそう言ったあとの後を追った。
残された俺と跡部はまぁ、誤解も解けて。
お互いの気持ちを伝え合うことも出来ました・・てな具合です。
ホンマにご迷惑おかけしました。
には感謝せんとアカンなぁ・・・ホンマ。



にしても、の恋人さんってどんな人なんやろか・・。
なんや跡部が少し思い当たることがあるらしいけど、教えてくれへんかったし・・・。
多分、に聞いても教えてくれへんやろしなぁ。
謎は深まるばかりや・・・。



ページをめくる⇒